Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
荒巻 能史; 外川 織彦; 北村 敏勝
Proceedings of the International Workshop on Distribution and Speciation of Radionuclides in the Environment, p.350 - 353, 2000/00
日本原子力研究所では、海洋環境研究をその主目的としたC及びI測定が可能な新しいAMSを1997年に、むつ事業所に設置した。同装置は、C測定用ラインのほか、世界ではじめてIのような重イオンの測定が可能なラインを併設した。Cラインでは、精度確認が終了し、ほかの機関で達成している高精度測定実績と同等以上の精度を持つことがわかった。海水試料から溶存する無機炭酸を抽出し、そのC測定を行うための自動分析装置も新たに開発され、その「正確さ」が、国際標準試料を用いて確かめられた。一方Iラインでは、最終的な精度確認に向けた調整を行っており、講演ではその予備的結果について紹介する。
長尾 誠也; 松永 武; 藤嶽 暢英*; 天野 光
Proceedings of the International Workshop on Distribution and Speciation of Radionuclides in the Environment, p.162 - 168, 2000/00
環境中における放射性核種の挙動を予測するためには、天然水中の放射性核種の溶存形態を調べる必要がある。本研究では、ウクライナのチェルノブイル地域を流れる有機物濃度が高いpH7-8の河川水を対象に、放射性核種の溶存形態を分子サイズの観点より調べ、無機及び有機コロイドとの親和性を検討した。1996年3月と9月に採取した河川水は、限外濾過法により分画分子サイズ1万以上とそれ以下に分別した。分子サイズ1万以上に存在するSr,Pu,Amの割合は、それぞれ2-20%,68-79%,57-62%であった。有機物の有機炭素は25-36%存在したが、アルミノ珪酸塩鉱物の主成分であるケイ素は3%しか検出されなかった。また、河川水から分離した高分子の有機物の腐植物質存在下で、amは河川水と同様な分子サイズ分布を示した。以上の結果より、上記の河川水中でアクチノイドは有機物との擬似コロイドとして溶存していると考えられる。
大貫 敏彦; Samadfam, M.; 木村 康彦; 北辻 章浩; 青柳 寿夫; Purvis, O. W.*
Proceedings of the International Workshop on Distribution and Speciation of Radionuclides in the Environment, p.174 - 180, 2000/00
ライケンへのPu(VI)とU(VI)の吸着実験を行い、吸着に伴う化学形の変化を検討した。その結果、Pu(VI)は吸着過程でIVに環元された。一方、U(V)は価数の変化はなかった。SEM-EDSにより、吸着サイトについて検討した結果、PuはLichen表面に一様に、Uは裏面に吸着していることがわかった。
田中 忠夫; 小川 弘道
Proceedings of the International Workshop on Distribution and Speciation of Radionuclides in the Environment, p.278 - 284, 2000/00
土壌や岩石に吸着したAmの存在形態の時間に伴う変遷について検討するため、0.25~1300hの間で下北地方の段立堆積層(凝灰質砂,凝灰岩,岩石)に吸着されたAmをCa+K水溶液(A液)及びNHOH・HCL+KCO水溶液(B液)で逐次抽出し、その割合からAmの存在形態の変化を推察した。堆積物試料に対するAmの吸着は、1h以内で平衡吸着量の90%以上に達する速い反応であることがわかった。また、0.25~1300hの吸着時間では、A液で抽出されるイオン交換的に吸着したAm,B液で抽出されるFeやMnの水酸化物等と結合したAm及び未抽出のAmの割合の変化は小さく、Amの存在形態の大きな変化はみられなかった。これらの結果から、Amの存在形態は、時間の経過に伴って徐々に変化するのではなく、並行して進行する複数の吸着メカニズムによって支配されていることが明らかになった。
天野 光; 上野 隆; 小沼 義一*
Proceedings of the International Workshop on Distribution and Speciation of Radionuclides in the Environment, p.169 - 173, 2000/00
チェルノブイル住民排除区域における土壌中長半減期放射性核種の存在形態を調べた。放射性核種の沈着形態が異なることが知られている2箇所の場所から採取されたポドゾル土壌について、Cs-137に対するSr-90,Pu同位体、Am-241の比は、大きく異なっている。存在状態を調べるため、この2種類のポドゾル土壌の0-1cm層及び10-15cm層につき、化学分画を行った。その結果、0-1cm層では、放射性核種の存在形態は2箇所の土壌で大きく異なっているが、10-15cm層では2箇所の違いはそれほど大きくはない。これは、10-15cm層では表層で溶出した核種の再分配が起こっており、再分配の機構は2箇所の土壌であまり違わないためと考えられる。
植頭 康裕; 中野 政尚; 藤田 博喜; 渡辺 均; 圓尾 好宏; 篠原 邦彦
Proceedings of the International Workshop on Distribution and Speciation of Radionuclides in the Environment, p.354 - 357, 2000/00
None